西野 達Tatzu Nishi

西野 達

《別府タワー地蔵》
 2017
「西野達 in BEPPU」展示風景、別府市周辺、大分

※画像と出品作品は異なります。


協力:ANOMALY

Profileプロフィール

1960年愛知県生まれ、東京、熱海、およびベルリン在住。

公共性の高い場所に私的空間を出現させる大型プロジェクトを行うことで国際的に知られる。街のモニュメントや街路灯などを取り込んで部屋を建設し、リビングルームやホテルに仕立て上げ、ホテルなら実際に営業するなど、パブリックなものをプライベートな場に表出させることで、普段見慣れた風景をその文脈をずらすことでダイナミックに異化させ、我々の固定観念を軽やかに凌ぐ大規模なプロジェクトを多く発表している。

近年の主なプロジェクトに、「シンガポールビエンナーレ 2011」でマーライオンを取り込んでホテルを建設した「The Merlion Hotel」(2011年・シンガポール)、「TRACK」(2012年・ ゲント、ベルギー)で発表した中央駅の時計台を組み込んだホテルプロジェクト「Hotel Gent」、またマンハッタンに立つコロンブス像の周辺をリビングルームにした「Discovering Columbus」(2012年・NY)などがある。
主な展覧会に、「タグコレ 現代アートはわからんね」(2023年・角川武蔵野ミュージアム、埼玉)、「CHILDHOOD Another banana day for the dream-fish」(2018年・パレ・ド・トーキョー、パリ)、「そこまでやるか 壮大なプロジェクト展」(2017年・21_21 DESIGN SIGHT、東京)、「Manifesta 10」(2014年・エルミタージュ美術館、サンクトペテルブルグ、ロシア)、「あいちトリエンナーレ」(2010年)、「Estuaire 2009- Villa Cheminée」(2009年・ナント/セント-ナザレ、フランス)、「Kaldor Art Projects」(2009年・シドニー、オーストラリア)、「天上のシェリー」メゾンエルメス(銀座、2006年)、「Ecstasy エクスタシー」(2005年・ロサンゼルス現代美術館、米国)、「横浜トリエンナーレ」(2005年)など。
近年の主な個展には、2020年に「やめられない習慣の本当の理由とその対処法」(ANOMALY、東京)、2017年に別府市内各地で展開された「西野達 in BEPPU」(別府)、2015年にフランス、ナントのHAB Galerieにて開催された大規模な個展「Solo Group Show – Taturo Atzu, Tatzu Nishi, Tazu Rous, Tatzu Oozu, Tatsurou Bashi, Tazro Niscino」などがある。
2018年に平成29年度(第68回)芸術選奨文部科学大臣賞、2013年に日産アートアワード2013 審査委員特別賞、2011年にはThe Great indoors Award 2011 Relax & Consume 部門大賞(Frame Magazine主催)を受賞した。

パブリックコレクション

国立国際美術館、大阪
高松市美術館、香川
日産アートコレクション
高橋龍太郎コレクション
タグチアートコレクション

Web・SNS

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