佐々木 萌水Moemi Sasaki

佐々木 萌水

「高瀬川 手鏡」
2020年
漆、陶磁器片、MDF、ホオ、麻布、砥の粉、卵殻、鏡、金
80×80×15mm
※画像と出品作品は異なる場合があります。

Profileプロフィール

1991年北海道生まれ。2016年京都市立芸術大学大学院修士課程美術研究科工芸専攻漆工領域修了後、漆作家として活動中。過去から未来へ向かう人の営みや時間の連続性に焦点を当て、近年は京都市内を流れる川から採集した陶磁器片を漆で繋ぎ合わせた金継ぎや呼継ぎの作品を制作している。過去の主な発表は「Slow Culture #kogei」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA/京都/2023)、「再生工芸展」(東急プラザ渋谷/東京/2022)、個展「街なぞる川」(ギャラリー恵風/京都/2022)、「川で交わる 繋がる 繕う」(高瀬川・四季AIR/京都/2021)など。

Statementステイトメント

京都の街中を流れる川から、たくさんの陶磁器のカケラが見つかることを知りました。古いものでは江戸時代に作られたと考えられるものから、つい最近捨てられただろうと思われるものまで、様々です。その陶磁器のカケラ拾い集め、漆で繋ぎ合わせ、壊れて使われなくなった器を、再び使えるものとして制作しています。時代もかたちもばらばらなカケラを漆のちからを借りて繋ぎ合わせることが、いにしえの人々の営みと現代の私たちの生活をも繋いでいくように表現できればと思います。

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