小宮太郎Taro Komiya

小宮太郎

※画像と出品作品は異なる場合があります。

Profileプロフィール

1985年神奈川県生まれ。滋賀県大津市在住。滋賀県のシェアスタジオ「山中suplex」のメンバー。人間の”みること”の能動性をテーマに、絵画や写真作品をはじめ、高速回転して残像を見せるオブジェ、マスキングテープを使ったトロンプ・ルイユのインスタレーション作品など様々なメディアを用いながら作品制作を行う。それらの作品は認知されていない領域を知覚するための装置でもある。主な展覧会に、2023年「VOCA2023」 (上野の森美術館・東京) 、2022年「basement #01 五劫のすりきれ 」 (京都文化博物館・京都) 、2021年「Soft Territory かかわりのあわい」 (滋賀県立近代美術館・滋賀) 、「Mind Sights」 (MAHO KUBOTA GALLERY・東京) 、2020年「Drive-in Exhibition 『類比の鏡 / The Analogical Mirrors』」 (山中suplex・滋賀) 2019年個展「穴の容態」 (Art Center Ongoig・東京) 、2018年個展「The skill of pen spinner.」 (vou・京都)など

Statementステイトメント

「みる」という言葉は、漢字で書くと見る/観る/診る/視ると様々に変換され、意味合いが異なる。目はあらゆる情報を受容する器官であるが、「みる」は能動的な意志を体現する言葉でもある。僕たちは「目でみる行為」をどこまで自覚的に扱えるのか。見えるものをどのようにみるのか、見えないものをどのようにみようとするのか。今ここにない視座をみつけること、能動的な視座を持つこと。僕は、この「みる」という能動的な視座に自身の意志を委ねる。絵画や写真作品、回転するオブジェ、空間を利用したトロンプ・ルイユ的なインスタレーションなどさまざまな作品をつくってきた。そんな中で僕が常に思うのは、作品を見る人々の眼に映るイメージを僕は永遠に見ることのできないということだ。でも、僕が「みたいもの」「みようとするもの」は、あなたの視座に宿る景色である。僕はあなたの目に映る景色 (絵画) をひたすら覗きたいと願う。

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