西村祐馬Yuma Nishimura

西村祐馬

※画像と出品作品は異なる場合があります。

Profileプロフィール

西村祐馬は1995年生まれ。2018年日本大学芸術学部デザイン学科を卒業。個人の存在を未来まで遺すことをコンセプトに制作を続ける。ケビン・ケリーやレイ・カーツワイルなどの未来学者に影響を受け、人類の進歩とテクノロジーの進化が及ぼすメリットとデメリットを漠然とした未来像から写真を通して日常の光景へと現像する。外身と中身の構造を考察することで、人類がクローンやAIなどによって精神と肉体の関係から解放された次の人類の在り方を観るものに訴える。これまでに「KG+SELECT 2023」ファイナリスト、「SAVEPOINT」Zen House Gallery (京都、2023年)、「TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD 2022」審査員個人賞など、勢力的に作品の発表を続ける。

Statementステイトメント

人類は進化することを止めない。後戻りはできないが、2つの作品を通してわたしたちが存在した記録を保存する。< Daily life in the bottle >シリーズでは、良い未来を思い浮かべそれが実現するように、私が愛した日常の光景を瓶に詰めて未来へ贈る。遠い先この瓶が発掘されたとき、誰かの救いとなれるように願い遺す。< Touched (Skin) >シリーズでは鑑賞者は写真にさわることができる。さわる事が憚られ、ふれあう事を躊躇する現代で、さわること、さわられることが私たちにとっていかに必要不可欠か体感させ観る者の記憶に残す。肉体と精神はいつか分離し、今の概念では到底把握できないような進化を遂げているかもしれない。その過程において決して忘れてはいけないものとは何か、観るものに写真を通して語りかけるのである。

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